PTA主催のセミナーに参加してみる

先日、PTA主催のIT系セミナーに参加してみました。

子供たちの身の回りにある機材とインターネットを通じたコミュニケーションにおける危険性をテーマにした内容でした。

元々、自分自身がIT系の仕事をしているだけにこのようなセミナーでの内容に興味があり参加したのですが、予測通りの内容といえば内容でした。

私のような仕事をしている人間にとっては、常識的な範囲ではありましたが、反面、一般の仕事をしておられる保護者の方に向けての短時間セミナーとしては良いポイントを抑えた内容だったと思います。

子供たちがふれている機材(特にゲーム機等)の種類から始まり、インターネット利用時の問題点や危険行為等の注意点等を簡潔にまとめており、親の責任範囲として知っておくべきこと、注意しておくべきこと等を纏めたセミナー内容となっていました。

実際、私自身も自分の仕事の中で、顧客が意外と知らないことが多いと感じることも多く、興味や危機感を持つことの大切さはぜひ知っておいて頂きたいと考えていただけに、セミナー受講者の方々にも参考になったことは多いと思います。

反面、どうしても短時間セミナーの為、具体的な例や説明不足になってい待っていることも多く、こういった点については残念だとも感じました。

子供を持つ親として、インターネット等の危険性やマナーを子供たちに伝えること、監督することは大切なことですが、反面、そういった知識を全ての親が自分自身で習得することは時間的に難しいのではないかとも考えてしまいます。

かといって学校教育内だけではやはり全てを子供たちに指導することも難しいでしょう。(通常の授業もある中でIT系にしっかりと時間をとるのは難しいと思います。)

また、セミナーでは学校教育の場だけでは不十分の為、親がしっかりしないといけないといった場面があったのですが、話の前後から技術面等についての意見だったため、私としては上記理由を含め、そう言い切っても良いものかどうかという疑問も持ちました。

私の経験上ですが、知識や技術面も大切なのですが、ヒューマンスキルとしてのコミュニケーション能力も大切であり、特にインターネット上での対人問題(例えば擦れ違いから発生する喧嘩やいじめ・嫌がらせ等)においては大切なことではないかと考えています。

これは簡潔にまとめれば「相手のことを考える(想像する)」「人が嫌がることはしない」といったコミュニケーション時における基本であり、Web上でのやり取りにも必要な事だと思うのです。

ですので、私としては知識や技術の前にこういった学校生活や家庭での日常生活の中で身に付けるべきことがまずは大切であり、そのことを親も学校側も理解しておくべきだと思います。

子供たちを取り巻く環境は人間関係や学習、IT関係等多岐にわたってめまぐるしく変化していきます。その中では様々な問題にあたることになると思います。

どうやってこのような問題を解決していくのか、どういう方法でインターネットの危険性や問題点を伝えていくのか、しっかり考えておかねばならないことだと思います。

不明点や相談したいことがあればITコンシェルジュを利用して頂ければ幸いです。

実生活とインターネットの世界

最近、ツイッターやSNS等のインターネット上のサービスに不適切情報が掲載され、結果、店舗棟の経営に影響が出ているといったニュースがひっきりなしです。

インターネット上のコミュニケーションも日常の中でのコミュニケーションも本質は変わらないのに、なぜ、こういった問題が多いのでしょうか。

元々、インターネット上での不適切情報の掲載や暴言といったような問題は、ずっと以前からありました。

近年、利用できるサービスが増え、メディアで取り上げられる度、問題の存在だけは目にするのですが、「本質」や「大切な事」を理解していないのが問題のように思います。

そして、最も問題なのは「正しい知識」を学ぶ機会がないことではないでしょうか。

メディアで報道されている内容のほとんどは、若者による不適切情報の掲載が殆どです。

学校でも多少はパソコンに触れたりといった授業もあるようですが、「操作」を覚えただけではこの問題は解決になりませんし、子供向けのパソコン教室があるわけでもありません。(厳密にはあったとしても「操作」が中心になるでしょう)

ITコンシェルジュにも小学校高学年の子どもがいますので、将来が心配です。

ですので、ITコンシェルジュは自分の子どもに「インターネット」や「IT」とどうやって付き合っていくのかを教えていこうと決めました。

今はまだ「子供向け」の指導としての方向性について悩む部分もありますが、さっそく今月から取り掛かってます。

インターネットやITについて、改めて向き合い何が大切なのか、何に注意しながら利用すべきなのか、今だからこそ考えてみませんか?